新鶴見機関区のEF65形直流電気機関車
※2050・2076号機写真追加
EF65形電気機関車は、日本国有鉄道が1965年に開発した
平坦路線向け直流用電気機関車です
5次形 昭和45年度第三次責務で製作された1050~1055号機は、基本的に4次形と
同じであるが、スカートのジャンパ連結器開口部が各ジャンパごとに開口が設けられている
形態に改められている この5次以降しばらく製作が中断される。
2050号機(旧1050号機)東洋電機・川崎重工 白ナンバー
撮影2016.12.26
6次車
約4年ぶりにEF65の増備が再開された。昭和50年度第3次債務で1056 - 1068号機が、
昭和51年度第1次債務で1069 - 1091号機が製造された。
首都圏の旧形電気機関車置き換えを目的とし、全機が新鶴見機関区に配置された。
5次車製造から時間が空いたことから、多くの変更点がある。
各機器・配線に対して難燃化・不燃化対策の実施
避雷器をLA15BからLA15Dに変更
集電装置をPS17(菱形)からPS22B(下枠交差式)に変更
主抵抗器をMR71(格子形)からMR134(山形)に変更するとともに、
電動送風機を稼働させないと起動不可能な回路構成とした
ナンバープレートをステンレスエッチング加工を施したブロック式のものを採用
電動送風機をターボファン式のMH91I-FK102に変更(1069号機以降)
記録式速度計をSRD40(機械式)からSRD60(電気式)に変更(1069号機以降)
2057号機(旧1057号機)東洋電機・川崎重工
2060号機(旧1060号機)1977-02-16 東洋電機・川崎重工
2061号機(旧1061号機)1977-02-25 東洋電機・川崎重工 休車
2063号機(旧1063号機)1976-12-09 川崎重工・富士電機
2065号機(旧1065号機)1977-01-13 川崎重工・富士電機
2066号機(旧1066号機)1977-01-27 川崎重工・富士電機
2067号機(旧1067号機)1977-02-04 川崎重工・富士電機
2068号機(旧1068号機)1977-02-09 川崎重工・富士電機
2069号機(旧1069号機)1977-05-04 東洋電機・川崎重工
2070号機(旧1070号機)1977-05-18 東洋電機・川崎重工
2074号機(旧1074号機)1977-06-15 東洋電機・川崎重工
2075号機(旧1075号機)1977-07-13 東洋電機・川崎重工
2076号機(旧1076号機)1977-10-04 東洋電機・川崎重工 2016.12.28撮影
2080号機(旧1080号機)1977-05-25 川崎重工・富士電機
2081号機(旧1081号機)1977.00.00 川崎重工・富士電機
2083号機(旧1083号機)1977-06-23 川崎重工・富士電機
2084号機(旧1084号機)1977-06-29 川崎重工・富士電機
2085号機(旧1085号機)1977-07-06 川崎重工・富士電機
2086号機(旧1086号機)撮影地 1977-07-20 川崎重工・富士電機
2087号機(旧1087号機)1977-08-30 川崎重工・富士電機
2088号機(旧1088号機)1977-09-14 川崎重工・富士電機
2089号機(旧1089号機)1977-11-30 川崎重工・富士電機
2090号機(旧1090号機)1977-12-13 川崎重工・富士電機
2091号機(旧1091号機)1977-12-20 川崎重工・富士電機
7次車
昭和52年度第1次債務で1092 - 1118号機が製造された。
紀勢本線電化開業および旧形電気機関車置き換えを名目としているが、
実際は500番台(P形)置き換えのためである。
1092 - 1095号機の4両が下関運転所、1096 - 1116号機の21両が
寝台特急牽引用として東京機関区に、1117・1118号機の2両が新鶴見機関区に配置された。
運転台窓ガラスが5mm厚の強化ガラスに変更されたほか、
重連や寒冷地での運用がないために東京区・下関所配置車は配置直後に
保守合理化のためスノープラウや汽笛カバーやホース類が外された。
砂撒き管のヒーターの配線カットを行っているが、
砂撒き管ヒーターの本体とつらら切りは引き続き装着されている。
一方新鶴見区配置車はそれらの装備が存置されていた。
2092号機(旧1092号機)1978-04-08 東洋電機・川崎重工
2093号機(旧1093号機)1978-04-13 東洋電機・川崎重工
青ナンバープレート
2094号機(旧1094号機) 1978-05-09 東洋電機・川崎重工
白ナンバープレート
2095号機(旧1095号機)1978-05-12 東洋電機・川崎重工
青プレートナンバー
2096号機(旧1096号機) 1978-05-18 東洋電機・川崎重工
2097号機(旧1097号機) 1978-06-13 東洋電機・川崎重工
2101号機(旧1101号機) 1978-07-26 東洋電機・川崎重工
青プレートナンバー
2117号機(旧1117号機) 1978-09-20 川崎重工・富士電機 2016.9.25撮影
8次車
昭和53年度第1次債務で1119 - 1139号機が製造された。
関西圏で寝台列車を牽引していたEF58形の老朽取替え用である。
1119 - 1128号機が下関運転所に、1129 - 1139号機が宮原機関区に配置された。
関西 - 九州間の寝台列車牽引を目的としていたため、
耐寒耐雪設備の一部であるスノープラウ・汽笛カバーや砂撒き管ヒーター、
主電動機用歯車箱の防雪覆いを省略した。
さらにこれまでの使用実績から主電動機がMT52Bに、避雷器をLA16に変更した。
加えて、亀裂防止の観点から台車枠は溶接が強化され、台車にとりつけられた
オイルダンパーが折損した際に車両外側に飛び出すのをふせぐため、
取り付け方向が90度変更された。
2119号機(旧1119号機)1979-04-11 東洋電機・川崎重工
原色機 青ナンバー ※3月14日の94レ運用を最後に営業運転を終了
2121号機(旧1121号機) 1979-04-25 東洋電機・川崎重工
原色機 青ナンバー ※2月21日の2099レ運用を最後に営業運転を終了
2127号機(旧1127号機) 1979-08-01 東洋電機・川崎重工
広島工場更新塗装車 青ナンバー
2138号機(旧1138号機)1979-08-22 川崎重工・富士電機
2139号機(旧1139号機)1979-08-29 川崎重工・富士電機 撮影地 大宮総合車両センター
※EF651000番台のラストナンバー機
吉川ー吉川美南間を走行する73列車牽引のEF652139号機
2016.7.2撮影
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