EF64形直流電気機関車(愛知機関区)
EF64形は、日本国有鉄道(国鉄)が1964年に開発した、
勾配線区用向け直流電気機関車である。
1964年から1976年の間に基本番台(1 - 79)が79両(現在全廃)
1980年から1982年の間に大幅な設計変更を行った1000番台(1001 - 1053)が53両の
計132両が製造された。
1000番台は1970年代末期に開発された国鉄最後の直流電気機関車である。
上越線や高崎線で当時使われていたEF58形・EF15形・EF16形の置き換え用に
1980年より投入された。ラストナンバーは1053号機である。
性能は基本番台とほぼ同様であるが、各部仕様は基礎から再検討がなされたため、
基本番台との差異は大きい。
計画にあっては形式の変更もあり得たが、労働組合との間で新型機関車導入に
関わる難しい折衝を行う必要があるので在来機のマイナーチェンジ(新規番台区分)
扱いとした。
主な投入予定線区である上越線の沿線が国内有数の豪雪地帯であったことから、
雪害対策を特に重視し、車内機器配置方法は大きく変更された。
車体側面の一端に大型のブロアールーバーがあり、ここが第2機器室、
その前後が第1機器室、第3機器室と3分割にされた。
主抵抗器とその送風機や主電動機送風機など冷却空気の必要な機器を
第2機器室に集中して配置し、主抵抗器の排熱風をルーバーとその内側の
フィルタの間に還流することで防雪対策としているほか、
運転室の防音にも配慮している。
第1機器室と第3機器室には発熱の少ない機器が配置されているが、
主電動機送風機で室内をわずかに与圧することで粉雪や塵埃の侵入を抑止し、
防雪・防塵対策としている。
この結果、他の国鉄電機では見られない側面左右非対称の車体になった。
※JR東日本高崎車両センター配置
37.1001.1052.1053
※JR東日本長岡車両センター配置
1030.1031.1032.1051
1002号機
1003号機
1004号機
1005号機 未撮影
1006号機 未撮影
1008号機 2016.9.10撮影
1009号機 未撮影
1010号機 2016.11.12撮影
1011号機
1012号機 国鉄色
1013号機 未撮影
1015号機
1016号機 未撮影
1017号機
1018号機 未撮影
1019号機 国鉄色
1020号機 2016.8.30撮影
1021号機
1022号機 2016.12.15撮影
1023号機
1024号機 2017.01.11撮影
1025号機
1026号機
1027号機 2016.10.15撮影
1028号機 2016.8.31撮影
1034号機
1035号機
1036号機
1037号機 2016.10.29撮影
1039号機
1043号機
1044号機 2017.1.13撮影
1046号機
1047号機
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