EH500形交直両用電気機関車(仙台総合鉄道部)


EH500形電気機関車とは、日本貨物鉄道が1997年(平成9年)から

製造する三電源(直流・交流50Hz・60Hz)方式交流直流両用電気機関車である

公式な愛称はEF210形の「ECO-POWER 桃太郎」と対をなす形で

「ECO-POWER 金太郎」とされており、「キンタ」「金太郎」とも呼ばれています

時に鉄道ファンからはEH10形の「マンモス」に対応して

「平成のマンモス(機関車)」と呼ばれることもあります



※九州の門司機関区にも配置されています

EH500試作機(901号機)

1997年東芝府中工場で落成、1998年3月JR貨物に車籍編入し長町機関区(廃止)に

新製配置され、各種試験に供された

1999年8月、仙台総合鉄道部完成に伴い同所に転属した

クリーム色の前面帯は正面窓直下、形式番号表示部にあり、幅は量産車に比べ細い

前照灯は正面下部に設置され、正面窓の傾斜角も量産車とは異なる

車体側面のルーバーは量産車に比べ小型で、採光窓は片側5組(×2車体)と

量産車に比べ多い

また、車体横の製造メーカーの銘板はEH500-901号機のみ英語表記で

「TOSHIBA」となっており、銘板の取り付け位置も量産車と異なる

量産車は日本語で「東芝」と表記されています


901号機

1次形(1, 2号機)

2000年3月に製造された。901号機の試験成績を踏まえて製造された量産先行機

試作機では1基のみ搭載の主変圧器を各車体に1基、計2基搭載するなど

内部機器配置の変更がなされた

車体側面のルーバーは天地寸法が拡大され、採光窓は片側2組(×2車体)となった

外部塗色は赤紫寄りに変更、前面帯は形式番号直下に移され、若干太くなった


1号機 

2号機 

2次形(3 - 9号機)

2000年3月 - 2001年1月に製造

前照灯への着雪による照度低下の対策として、これを上方(前面帯部)に移設した

製造途中に愛称・ロゴマークが一般公募により決定され、

以降の新製機は「ECO-POWER 金太郎」のロゴマークを車体側面に表示して出場した


3号機 未撮影 ※3号機は秋田貨物運用の専用?

4号機 2016.5.14撮影


5号機

6号機

7号機

8号機

9号機 2016.8.24撮影 (2016.7.14大宮工出場) 



3次形(10号機 ~)

2001年8月より製造中である。

車体塗色を明るめの赤に変更、運転台周りの黒色塗装は窓枠部のみに縮小

前面帯は側面に回りこまず、前照灯外縁で切れる。

15号機から前照灯のカバーの形状が変わり白線がわずかながら細くなった。

更に73号機から後尾灯が電球式からLED式に変更された。これは後尾灯の色で

判別できる。

また製造途中からGPS アンテナ(列車位置検知装置)が追加装備された。

GPSは既存機にも順次装備された。一部の車両 (45 - 50、67-72) は関門トンネル用としてJR貨物門司機関区に配置し、ATC-LとATS-PF は装備しない。


10号機 2016.8.4撮影

11号機

12号機

13号機

14号機

15号機

16号機 

17号機

18号機

19号機

20号機

21号機

22号機

23号機

24号機

25号機 

26号機

27号機

28号機 2016.8.31撮影

29号機

30号機

31号機

32号機


33号機

34号機

35号機

36号機

37号機

38号機

39号機

40号機

41号機

42号機

43号機

44号機

45 46 47 48 49 50 号機 門司機関区配属


51号機

52号機

53号機 2016.7.10撮影

54号機 

55号機  2016.5.15撮影 

56号機

57号機

58号機 2016.5.14撮影

59号機  ※2016.8.5大宮工場入場

60号機

61号機  2016.8.10撮影

62号機

63号機

64号機

65号機 

66号機

67 68 69 70 71 72号機 門司機関区配属


73号機

74号機 

75号機

76号機

77号機

78号機 2016.6.18撮影

79号機

80号機 2016.6.11撮影

81号機(ラストナンバー)

Photo by T.Yokote

Tatsuo's 鉄道写真集

子供のころから鉄道が趣味の Tatsuoです。 特に電気機関車が大好きで 毎日カメラを持って撮影 しています。

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