EF210形直流電気機関車
※110号機追加 残り18.103号機未撮影 2016.12.21
110号機で新鶴見機関区EF210形は全撮影完了
EF210形電気機関車は、日本貨物鉄道(JR貨物)が1996年(平成8年)から
製造する平坦路線向け直流電気機関車です
従来の直流電化区間標準機であるEF65形電気機関車は経年30年前後となり、
同形式を多数承継したJR貨物では更新工事を施工して延命を図ってきた。
また、輸送力増加への対応策として、1,600 t 牽引を念頭に置き、
1時間定格出力6,000 kWを誇るEF200形電気機関車が1990年(平成2年)3月から
落成しましたが、当初計画された 1,600 t 牽引は変電所の電力供給能力問題が
顕在化したことから実現なりませんでした
本形式はEF65形の後継機として、また、東海道・山陽線系統の
1,300 t コンテナ貨物列車運転拡大に充当する目的で開発されました
JRの機関車で初めて愛称が採用され、公募の結果「岡山機関区に所属する省電力大出力機」
であることから「ECO-POWER 桃太郎」と命名されました
※吹田機関区300番台は撮影不可のため除く
試作機 901号機
1996年(平成8年)3月に三菱電機・川崎重工業で製作された本形式の試作機です
新鶴見機関区に新製配置され、各種試験に供されて1997年(平成9年)8月に
岡山機関区へ転属しました
量産機とは車体側面1エンド側のルーバー形状や、屋根昇降ステップの位置が異なる他、
運転席側窓がやや小さく、運転台周りの塗装パターンが若干異なる。
側面の車両番号表示は向かって右の助士席側扉付近にある。
主電動機は FMT3 形 (565kW) 、歯車比は 1:4.44 、軸距が2,600 mmに設定され、
中間台車がFD5、両端台車がFD6とされ、パンタグラフは下枠交差式のPS22D形
2005年(平成17年)3月に量産化改造を実施し、量産機と同一の電動機 FMT4 形を
搭載し、歯車比も量産車と同一になりました
901号機 岡山機関区 吉川ー吉川美南間
基本番台(1 - 18号機)
1998年(平成10年)7月 - 同年11月に三菱電機・川崎重工業で製作された、
本形式の量産機
主電動機を同一出力ながら小型の FMT4 形 (565kW) に改良、これは以降の
新型電気機関車にも標準装備される。走り装置は歯車比を 1:4.44 から 1:5.13 に変更、
主電動機を小型化したため、台車軸距を 2,500 mm に短縮したFD7E両端台車、
FD8中間台車を装備する。
側面の車両番号表示は向かって左の運転士席側扉付近に移された。
新製時より「ECO-POWER 桃太郎」のロゴマーク(小形)が助士席側窓下に描かれる。
パンタグラフは下枠交差式のPS22D形
1号機 岡山機関区
2号機 岡山機関区 西浦和
3号機 岡山機関区 吉川美南
4号機 岡山機関区 2016.8.19撮影
5号機 岡山機関区
6号機 岡山機関区
7号機 岡山機関区 2016.6.19
8号機 岡山機関区
9号機 岡山機関区
10号機 岡山機関区
11号機 岡山機関区 2016.6.11
12号機 岡山機関区
13号機 岡山機関区
14号機 岡山機関区
15号機 岡山機関区
16号機 岡山機関区
17号機 岡山機関区
18号機 岡山機関区
100番台(101号機 ~ )
2000年(平成12年)3月以降、三菱電機・川崎重工業で製作中の改良機
同年4月10日から運用を開始した。
EF65形置き換えのために岡山機関区および新鶴見機関区に新製投入されたが、
2007年(平成19年)度以降、EF66形取替えのため吹田機関区への
新製配置も行われた検査作業の効率化のため、機器室通路の幅を拡大した
主要機器の面では、VVVF インバータの整流素子を IGBT に変更し、
制御システムも1台のインバータで1台のモーターを制御する 1C1M 方式と
された補助電源装置として搭載する静止形インバータ (SIV) の故障時に、
主回路制御用インバータの一群を SIV のバックアップとして使用できる
フェイルセーフ配慮がなされた
主電動機の制御方式がすべり制御方式からベクトル制御方式に変更されたほか、
新製時からATS-PF保安装置を搭載している
外観上、基本番台とは側面の採光窓・ルーバーの数や配置が異なり、
大き目の「ECO-POWER 桃太郎」のロゴが側面中央に描かれています
109号機以降はシングルアーム式パンタグラフの FPS-4 形を採用し、
関節部は車端側に向けて搭載される
なお、シングルアーム式パンタグラフを搭載して落成した115号機は、
2011年現在はPS22D下枠交差式パンタグラフに換装していたが、
2013年2月に全般検査を施工された際にシングルアーム式パンタグラフに復元
また、127号機は新製直後の2006年9月上旬、西湘貨物駅 - 東京貨物ターミナル駅間で
1,300 t 列車牽引試験を7日間実施
156号機以降は屋上の列車位置検知用GPSアンテナ設置が省略されている
これは、列車位置検知システムのリニューアルに伴い、
従来のGPSアンテナの使用を中止した関係
101号機 岡山機関区
102号機 岡山機関区
103号機 未撮影 吹田機関区
104号機 吹田機関区 2016.7.23撮影
105号機 吹田機関区 2016.6.15
106号機 吹田機関区 2016.8.26撮影
107号機 吹田機関区 2016.6.14
108号機 吹田機関区
109号機 吹田機関区 2016.6.11
110号機 新鶴見機関区 西浦和 2016.12.21
111号機 新鶴見機関区
112号機 新鶴見機関区
113号機 新鶴見機関区
114号機 吹田機関区 2016.6.17
115号機 吹田機関区 2016.7.15
116号機 新鶴見機関区
117号機 新鶴見機関区
118号機 新鶴見機関区
119号機 新鶴見機関区
120号機 新鶴見機関区
121号機 新鶴見機関区
122号機 新鶴見機関区
123号機 新鶴見機関区
124号機 新鶴機関区 2016.9.20撮影
125号機 新鶴見機関区 2016.8.26撮影
126号機 岡山機関区
127号機 岡山機関区
128号機 岡山機関区
129号機 岡山機関区
130号機 岡山機関区
131号機 岡山機関区
132号機 新鶴見機関区
133号機 新鶴見機関区
134号機 新鶴見機関区
135号機 新鶴見機関区
136号機 新鶴見機関区 2016.7.2 (岡A17 1359ㇾ代走)
137号機 岡山機関区
138号機 岡山機関区
139号機 吹田機関区
140号機 吹田機関区 2016.8.4
141号機 吹田機関区
142号機 新鶴見機関区 2016.6.23
143号機 新鶴見機関区
144号機 吹田機関区 2016.10.27撮影
145号機 吹田機関区
146号機 吹田機関区
147号機 岡山機関区 2016.6.15
148号機 岡山機関区 2016.11.28
149号機 吹田機関区 2016.6.14
150号機 新鶴見機関区
151号機 新鶴見機関区
152号機 新鶴見機関区 2016.10.4
153号機 岡山機関区
154号機 吹田機関区 2016.6.19
155号機 新鶴見機関区 2016.08.02
156号機 吹田機関区 2016.7.2
157号機 吹田機関区 2016.6.11
158号機 吹田機関区 2016.7.2 (岡A4 4095ㇾ代走)
159号機 吹田機関区 2016.8.10
160号機 吹田機関区 2016.6.15
161号機 新鶴見機関区
162号機 新鶴見機関区
163号機 新鶴見機関区 2016.6.14
164号機 新鶴見機関区
165号機 吹田機関区
166号機 吹田機関区 2016.8.26撮影
167号機 吹田機関区 2016.6.18
168号機 吹田機関区 2016.10.3撮影
169号機 吹田機関区 2016.7.23
170号機 新鶴見機関区 2016.6.22
171号機 新鶴見機関区
172号機 新鶴見機関区 2016.6.27
173号機 新鶴見機関区
Photo by T.Yokote
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